味噌選びで悩んでいませんか?
「私はコレ!」と銘柄を決めている人も多い中、私のように使い切るたびに「次はどれにしよう?」と悩む人も多いでしょう。
そんな私が悩むのをやめた銘柄が雪ちゃんの日本海こうじみそ(日本海みそ)です。
今回は、雪ちゃんの日本海こうじみその魅力に迫り、こうじ味噌の成分についても解説していきますので、味噌選びの参考にしていただけたら幸いです。
雪ちゃんの日本海みそとは?
雪ちゃんの日本海こうじみそは、富山県にある日本海味噌醤油株式会社で製造されている製品で、正式には”日本海みそ”の中の”雪ちゃん”という銘柄の”こうじみそ”という分類のようです。
カップに書いてある文字列の順番で読むと、「雪ちゃんの日本海こうじみそ」という流れになるため、この名称で認識しています。
富山県ではCMも放送されている(されていた?)ほどの認知度で、富山出身者なら口ずさめるレベルだそうです。
私は北海道出身なので、北海道出身者が”千秋庵の山親爺”のCMソングを知っているくらいのかなり高い認知度なのではないかと推測します。
会社のホームページには楽譜付きで歌詞が掲載されており、作曲が”浪速のモーツアルト”ことキダタロー氏だという事に驚かされました。
歌詞は冬から始まって”冬→春→夏→秋”という4番まであるようです。
富山のソウルフードの一角を担っているのは”日本海みそ”で間違い無さそうです。
ちなみにカップの”雪ちゃんの日本海こうじみそ”以外にも、多種多様な味噌をラインナップしています。
雪ちゃんの日本海みその美味しい?3つのポイントで解説
富山県民でもない筆者がオススメするのは、手に入りやすい味噌の中で格段に美味しいと感じたからに他なりません。
ここでは、美味しさのポイントについて書いていきましょう。
適度な甘さ、旨味
ジャンルとしては白みそになりますので、比較的甘めな作りになっているのですが、甘すぎず塩辛すぎずの絶妙なバランス感を持っています。
そのまま食べてみると分かるのですが、だし入り味噌ではないのに旨味が感じられます。
大豆だけではなく米麹(こめこうじ)を使用する事によって甘さが出ているのだと思われますが、他社のこうじ入り味噌には甘さが強すぎるものもありますので、このバランス感は素晴らしいと思います。
塩気の強い味噌が好きという方にはマッチしないかもしれませんが、まろやかさを重視するなら試して損はないでしょう。
ダシの味を邪魔しない
ダシの味を邪魔しないことは味噌選びでかなり重要です。
赤・白・合わせなどの色々な味噌を試してきましたが、味噌側の味の主張が強すぎるとダシとのバランスが取りづらいと感じることが多々ありました。
プロの料理人や料理の腕に覚えのある人でしたら、火加減や分量、煮る時間などの工夫で上手く出来るのだと思いますが、筆者のような素人レベルでは味噌とダシのポテンシャルに頼る部分が大きいわけです。
そんな素人クラスの筆者でも、味噌とダシのバランスが取れた味噌汁を安定して作れるのが、雪ちゃんの日本海こうじみその魅力と言えるでしょう。
ちょっと入れすぎても大丈夫
目分量で料理をする人には共感いただけるかと思うのですが、たまに「あ、味噌入れすぎたかも…」と感じる事ってありませんか?
一般的な味噌ですと、入れすぎた時に塩辛く仕上がりますが、雪ちゃんの日本海みそは比較的甘口に仕上げられているため、多少入れすぎてもまろやかに仕上がります。
この懐の深さというか寛容なところが、長年愛され続けている理由なのではないかと思います。
目分量派には特におすすめです。
雪ちゃんの日本海みその添加物は酒精のみ
雪ちゃんの日本海こうじ味噌の原材料欄が下記となっています。
米(国産)、大豆、食塩 / 酒精
食品の原材料欄において、添加物は「/」で分けて表示されるわけですが、雪ちゃんの日本海こうじ味噌の原材料欄を見ると、添加物は酒精のみとなっています。
酒精(アルコール)の入っている量は味噌全体の約3~4%程度であり、極少量です。
https://iichimiso.com/hpgen/HPB/entries/19.html
しかも、お味噌は一度に大量に摂取する食べ物ではないことから、摂取することになる酒精(アルコール)の量はほんのわずかです。
ですので子供が食べることに対して心配する必要は全くありません。
また、お味噌汁など火を入れるお料理でしたらそもそも酒精(アルコール)は飛んでしまいます。
でも、火を入れなくてもそもそも少量なので、何度も言いますが心配する必要はありません。
「添加物」というワードにアレルギー反応を示す人も少なくはないと思いますが、酒精に関しては食品用の素材であり、いわゆる化学調味料などの類ではありません。
また、酒精は味噌の発酵を止めて扱いやすくするために配合されていますので、最後まで美味しさをキープするメリットもあります。
完全無添加にこだわりがある人にはおすすめできませんが、一般的に懸念されるような添加物は含まない安全な商品と言って良いでしょう。
雪ちゃんの日本海みその塩分は?
ゆきちゃんの日本海みその塩分は、100gあたり11,7gとなっており、減塩ではない味噌の中では一般的な数値と言えます。
商品名 | 食塩相当量(100gあたり) |
雪ちゃんの日本海みそ | 11.7g |
マルコメ プラス糀 生味噌 糀美人 | 11.6g |
フンドーキン 生詰無添加麦味噌 | 10.4g |
ひかり味噌 円熟こうじみそ | 11.6g |
上記の表は、スーパーなどで手に入りやすい減塩ではない味噌の食塩相当量をまとめたものです。
数値だけを見ると雪ちゃんの日本海みそが最も高いですが、100gあたりの食塩相当量であり、商品の成分欄にも「※この表示値は目安です。」と書かれていることから、数値の違いは誤差の範囲と言えるでしょう。
こうじ味噌はスーパーフードを越えた「ハイブリッドフード」
一般的な味噌は大豆を発酵させて作られる発酵食品の一種で、大豆イソフラボンなどの健康や美容に良い成分が入っています。
大豆だけでも充分スーパーフードですが、こうじ味噌には米麹の成分も含まれていますので、大豆と麹の成分を両方含むハイブリッドフードと言えるでしょう。
大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするとされており、お肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進したり、髪のツヤの維持、女性機能の正常化、成人病の予防など、様々な嬉しい効果が望めます。
そして麹には注目のコウジ酸という成分が含まれており、メラニン色素が生成されるために働くチロシナーゼという酵素の働きを抑え、日焼けやシミ、肌荒れを予防する効果があるとされています。
つまり、メラニンが関係する肌トラブルを避けられるという事ですので、美白において非常に重要な成分と言えるわけです。
また、体内で増えすぎた活性酸素を除去してくれる抗酸化作用も期待出来ますので、大豆イソフラボンと併せてアンチエイジングの相乗効果を得られます。
大豆だけの味噌を使っている方も、これを知ると「こうじ味噌に変えようかな?」という気になってくるのではないでしょうか。
美容効果だけではなく、健康効果に関しても、大豆と麹が合わさる事によって下記のような効果が望めます。
・コレステロールの低下作用
・血管の弾力性保持
・過酸化脂質(中性脂肪が酸化したもの)の生成防止
・抗がん作用
・糖尿病の予防
・動脈硬化、脂肪肝、脳卒中、高血圧の予防
・乳がん、大腸がんの予防
・消化を助ける作用
・血を作り出す作用(造血作用)
コレステロールの低下や消化を助ける作用に関してはダイエットにも通じるものですので、まさに健康・美容・ダイエット全てに効果を期待できる食品と言えるでしょう。
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まとめ
雪ちゃんの日本海こうじみそについて様々な角度から解説し、こうじ味噌の健康・美容効果についても解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
「雪ちゃんの日本海こうじみその美味しさが私にこの記事を書かせた」と言っても過言ではないくらい美味しい味噌なので、その魅力が少しでも伝わったなら幸いです。
味だけではなく、成人病対策やアンチエイジングにも効果的となれば、こうじ味噌への乗り換えは非常に有効な手段と言えますので、ぜひ試していただけたらと思います。
スーパーなどでも500円前後で販売されており、コスパも高いため、見掛けたら手に取ってみて下さい。
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