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トランス脂肪酸フリー!ローチョコレートのメリット・デメリット

ふと甘いものが欲しくなった時、チョコレートは非常に魅力的ですよね。

チョコレートと言えばカカオの健康成分が取り沙汰にされがちですが、コンビニやスーパーなどに並んでいるチョコレートは、カカオ由来の原料よりも砂糖(精製糖)植物油脂を多く含むものが大半を占めています。

植物油脂に関しては、トランス脂肪酸による健康リスクも懸念されていますので、少量しか食べないお菓子とはいえ日常的な摂取は避けたいところです。

そんなチョコレート商品が多い中、トランス脂肪酸フリーでカカオの成分の含有量が高いローチョコレート」が密かに注目を集めています。

今回は、ローチョコレートの成分や味わいなどについて、メリット・デメリットという観点でご紹介していきますので、食べてみようと思っている人はぜひ最後まで読んでみてください。

目次

ローチョコレートのメリット・デメリット

それでは早速ローチョコレートのメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

ローチョコレートのメリット・デメリットをシンプルに書き連ねると下記のようになります。

ローチョコレートのメリット

・通常のチョコレートよりカカオの栄養が豊富
・トランス脂肪酸を含まない
・糖質が低い

ローチョコレートのデメリット

・好みが分かれる味
・値段が高い
・手に入りづらい(取り扱っている店舗が少ない)

それぞれの項目について分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ローチョコレートのメリット

通常のチョコレートよりカカオの栄養を豊富に摂れる

ローチョコレートのローは「生」という意味です。

通常のチョコレートはカカオ豆を加熱(焙煎)してから作るのですが、ローチョコレートは非加熱の低温処理で作られます

カカオに含まれる栄養成分の中には熱に弱いものが多く、ローチョコレートだから摂取できる体に嬉しい成分が存在します。

ローチョコレートならではの成分

フェニエチルアミン
オメガ6脂肪酸
トリプトファン
ビタミンC

フェニエチルアミンは「恋愛ホルモン」とも言われており、気分を上向きにしたり幸せを感じさせる働きを持ちます。

抗うつ薬にも使われている成分で、その働きは折り紙付きと言えます。

オメガ6脂肪酸は体内では作れない必須脂肪酸の1つで、悪玉コレステロールの数値を下げる働きがあるとされており、白血球を活性化させる免疫アップ効果も望める成分です。

トリプトファンも体内では作れない成分で、こちらは必須アミノ酸と呼ばれる成分の1つです。

トリプトファンにはリラックス効果があり、興奮した気持ちを落ち着かせてくれる働きを持ちます。

これは神経伝達物質であるセロトニンの分泌に関わっているからで、質の良い睡眠をもたらすメラトニンというホルモンはトリプトファンからセロトニンを経て作られます。

そして最後にビタミンCですね。

チョコレートでビタミンCというとイメージが湧きづらいかもしれませんが、カカオには本来たくさんのビタミンCが含まれています

加熱・焙煎する事でビタミンCが損なわれてしまうわけですね。

ビタミンCは肌内部でのコラーゲン生成を促したり、日焼けやシミの原因となるメラニンの生成を抑えたり、免疫力をアップしたりと嬉しい効果がいっぱいです。

「カカオ豆を加熱していない」だけで
気分を上げて
リラックス効果があって
コレステロール値も下げて
美肌や健康にも良い

という効果が得られるのは凄いことですよね。

トランス脂肪酸を含まない

通常のチョコレートは食感の滑らかさやまろやかさを演出するために植物油脂を含みます。

植物油に水素添加という処理を加える事でトランス脂肪酸が発生するとされており、植物油脂はまさにその手法で作られている油なんですね。

また、上の項目で登場したオメガ6脂肪酸は加熱する事でトランス脂肪酸を発生させる可能性があるとされています。

トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させる働きを持ち、成人病リスクや肌トラブルのリスクにもなる恐ろしい成分です。

ローチョコレートは植物油脂を使用せず、カカオに含まれる油脂であるカカオバターを使用しています。

カカオバターは天然由来の油脂ですのでトランス脂肪酸を含みません

トランス脂肪酸が体にもたらすリスクを考えると、それを含んでいないというだけでも大きなメリットですよね。

低糖質

ローチョコレートの商品ごとに使用されている糖類は異なりますが、精製された砂糖ではない糖類が使用されているケースが多いです。

メイプルシロップやアガベシロップ、パームシュガーなどが代表的な例で、これらの糖類は精製糖よりも低糖質とされており、血糖値が上がりにくい性質を持っています

中には通常の砂糖を使用しているローチョコレートもありますので、原材料欄をチェックする事は大切ですが、砂糖不使用の割合は通常のチョコレートより圧倒的に多いです。

ローチョコレートのデメリット

好みが分かれる味

ローチョコレートの味については賛否が分かれる事が多いです。

通常のチョコレートをイメージして食べると、味はさっぱりしていますし、まったり濃厚な食感も無く、苦味はそこそこ強いです

カカオは加熱・焙煎によって香り成分が引き出されますので、その工程がないローチョコレートは香りもさっぱりしています。

カカオが本来持っているある程度の香ばしさはありますが、通常のチョコレートとは分けて考えた方が「こんなイメージじゃなかった…」とガッカリする事を避けられるかと思います。

もちろん甘くないわけではありませんので、通常のチョコレートとは別のスイーツと考えた方が良いかもしれません。

価格が高め

通常のチョコレートと比較すると、ローチョコレートは格段に高いです。

通常のチョコレートの板チョコは100円前後から手に入るリーズナブルさですが、ローチョコレートの板チョコは安くても800円前後はします。

材料や製法、流通量などの関係で価格はなかなか下がりませんが、体への優しさや栄養価を考えると充分に価値はあるかと思いますね。

とはいえ買い続けるとなると出費は嵩みますので、この点はデメリットと言えるでしょう。

手に入りづらい

通常のチョコレートはコンビニやスーパーなどで簡単に手に入りますが、ローチョコレートはなかなか売っていません。

販売されているのは一部の高級スーパーやオーガニック系のショップ、あとはローチョコレートの専門店でしょうか。

都会に住んでいる場合はお店に足を運べますが、近くにお店が無い地域だと通販一択になってしまいます。

その時の気分で簡単に買えないというのは、「お菓子」という観点から言うと確実にデメリットですよね。

まとめ

今回はローチョコレートのメリット・デメリットについて解説してみました。

通常のチョコレートでは摂れないカカオ本来の栄養を多く摂取可能で、リラックス効果気分を上げる効果などが望めるのは素晴らしい事ですよね。

成人病や美肌の敵であるトランス脂肪酸が含まれていないのも大きなポイントです。

ダイエット中にどうしてもお菓子が食べたくなった時、糖質を控えている時などにも活用する事が出来そうですね。

通常のチョコレートと比較すると高価ではありますが、高価であるがゆえに「本当に体に良いものを食べている」という特別感を味わえる事にも繋がります。

まだ食べたことが無いという方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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