中学生・高校生の肌悩みランキング1位といっても過言ではないニキビの悩み。
気付いたら出来ていて、なかなか治らず悪化してしまうというケースも多いです。
ニキビケアアイテムは世の中に掃いて捨てるほど存在しますが、中高生ですとあまりお金を掛けられない・掛けたくない方が多いかと思います。
そこで今回は、「極力お金を掛けずにニキビケアをする方法」というテーマで、ニキビやニキビ肌の対処法を解説していきます。
少しでも早く改善したい!と考えている方はぜひ参考にしてみて下さい。
まずはニキビの原因を知るべし
原因を知ることで対策が打ちやすくなりますので、まずはニキビの原因について解説します。
・皮脂の過剰分泌
・角質汚れの蓄積
中高生のニキビの主な原因は、大きく分けると上記の2つです。
中高生の時期は成長期という事もあって、成長ホルモンの働きによって大人よりも代謝が活発で、皮脂が出やすく古い角質が溜まりやすい状態になります。
そして、ニキビの原因菌であるアクネ菌は、皮脂や角質汚れが大好物です。
皮脂や角質汚れがいっぱい
↓
それらを餌にアクネ菌が繁殖
↓
アクネ菌繁殖による炎症が起こる
↓
ニキビ(白ニキビ)が出来る
これがニキビ発生までのシンプルな流れです。
他にも睡眠不足や食生活の乱れなど、ホルモンバランスの崩れが原因でニキビが発生する事も考えられますが、中高生のニキビに関しては上で挙げたケースがほとんどです。
食事に関してはこちらの記事を参考にしてみて下さい。
原因から考えるニキビ予防&対策「対思春期ニキビスキンケア」
皮脂や古い角質が原因ならば、皮脂や古い角質をしっかり除去する事が解決策です。
しかし、除去するだけでは次に出来るニキビの予防が手薄になりますので、その辺りも含めてニキビ対策のスキンケアについて解説していきます。
予防がしっかり出来ていれば治療やニキビ痕のケアに掛かるお金も少なく済みますので、結果的に高コスパと言って良いでしょう。
洗顔は朝と夜の1日2回
まずは洗顔ですが、朝と夜で2回行うのがベターです。
ちなみにこれは尋常性痤瘡治療ガイドラインというニキビ治療のガイドラインでも推奨されている方法ですので、皮膚科の折り紙付きといった感じですね。
タイミングとしては朝は起きてすぐ、夜は寝る前が良いです。
朝の洗顔は寝ている間に繁殖している菌を洗い流したり、布団や枕などに潜むホコリやダニなどの肌荒れリスクを洗い流す意味もあります。
そして、夜の洗顔は日中の活動で分泌された皮脂や汗などの汚れを洗い流し、菌の増殖を抑える意味合いを持ちます。
洗顔の手順としては
1.お湯や水ではなくぬるま湯で洗い流す
2.洗顔料はしっかり泡立て、泡でマッサージするように洗う
3.洗顔料が残らないようにぬるま湯でしっかり流す
という感じですね。
保湿をしっかり意識する
ニキビが出来づらい肌を作る上で保湿はかなり重要です。
なぜなら、肌が乾燥していると肌を乾燥から守るために皮脂が多く分泌されてしまうからなんですね。
皮脂が多く分泌される=アクネ菌のエサが増えるという事になりますので、乾燥は防ぎたいところです。
中高生ですと、「洗顔後は化粧水だけ」という人も多いでしょうし、中には「何も付けていません!」という人もいるのではないでしょうか。
それではニキビの思う壺ですので、化粧水と乳液を使用してしっかり保湿してあげましょう。
日焼け止めで紫外線対策
ニキビの直接的原因ではありませんが、ニキビを悪化させる要因として紫外線ダメージの事も考える必要があります。
特に、ニキビが出来ている状態の肌やニキビが治ったばかりの肌、肌荒れを起こしている肌は、肌のバリア機能が不十分で紫外線ダメージを受けやすい状態です。
紫外線ダメージはニキビを悪化させるリスクがあるだけでなく、10年レベルの長い年月を経てシミになってしまうリスクもあります。
後々の肌悩みを防ぐ意味でも日焼け止めを使用する事は大切です。
今あるニキビは治療薬で対処
洗顔や保湿は「ニキビを予防するための方法」ですので、今あるニキビを治療するものではありません。
既に出来てしまったニキビについては、市販のニキビ薬を活用するか皮膚科の診療を受けましょう。
薬局などで手に入る市販薬は大体700円前後の価格帯で、皮膚科の場合は1,000円~1,200円ほどが1回の治療費の目安となっています。
市販のニキビ薬を使用する場合は、夜の洗顔~スキンケアを終えて寝る直前に塗るのがオススメです。
ニキビ予防アイテムの選び方とおすすめ商品
続いては、ニキビ予防アイテムの選び方や、おすすめアイテムをご紹介していきましょう。
薬局などに行くと、スキンケアアイテムが種類豊富に揃っており、選ぶ際に迷ってしまう人も多いはずです。
ここでは、選ぶ際にチェックするポイントについて、具体的なアイテムをピックアップしながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
洗顔は「アクネ」の文字に注目
ニキビ用の洗顔料は「アクネケア」「アクネクリア」などのように、ニキビの原因菌であるアクネ菌にアプローチする意味合いのネーミングがされている事が多いです。
ドラッグストアだと様々な洗顔料が並んでいて「どれが良いんだろう?」と迷ってしまいがちですが、比較的リーズナブルな商品でも「アクネ」的な表記がされています。
ちなみに私がオススメするのはロゼット 洗顔パスタ アクネクリアです。
ロゼットの洗顔シリーズは種類が色々あって紛らわしいので、ロゼットの水色のやつと覚えておけばOKです。
こちらの商品は120gで定価547円(税込)というリーズナブルさを誇りながら、炎症を抑える成分であるグリチルレチン酸ステアリル(グリチルリチン酸ステアリル)を配合した医薬部外品の洗顔料となっています。
汚れをしっかり吸着するWクレイにうるおいを守る和漢成分も配合されており、この価格帯では信頼度抜群の商品と言って過言ではありません。
ドラッグストアでも簡単に手に入りますし、Amazonや楽天だと大容量サイズが更にお手頃価格で手に入りますので、ニキビに悩む全10代の方におすすめです。
化粧水・乳液は保湿力高めなものを
ニキビを予防するためには皮脂とうるおい成分とのバランスを取る事が重要になります。
肌が乾燥していると皮脂が必要以上に分泌されてしまいますので、しっかり保湿を行う事でニキビのリスクを減らす事が出来るというわけですね。
そのため、化粧水や乳液を選ぶポイントは「高保湿」ですね。
ニキビ用の洗顔料は皮脂や汚れをしっかり落とすタイプが多いので、さっぱりした化粧水ですと保湿が追い付かず、肌が乾燥してニキビリスクが高まるという悪循環が生まれてしまいます。
そして私のオススメ商品は無印良品のクリアケアシリーズの化粧水・乳液です。
無印良品が化粧水を販売している事は結構知られていると思いますが、ニキビケアのラインがある事は意外と知られていないのではないでしょうか。
天然うるおい成分としてフルーツエキスを4種類配合しているという美味しそうな化粧水(飲めません)で、高保湿なのにベタつかないという口コミの多い商品となっています。
合成香料無添加・無着色・無鉱物油・弱酸性・アルコールフリー・パラベンフリーという優しい仕様で、化粧水は200mlで定価1,290円(税込)、乳液は150mlで定価1,290円(税込)というコスパの高さがポイントですね。
1,000円越えは高い!と感じる方もいるかと思いますが、化粧水の200mlって結構多いですので…。
ちなみに化粧水は400mlで1,990円(税込)という大容量サイズも販売されていますので、こちらなら200mlあたり1,000円をギリギリ下回ります。
ロゼットもそうですが、男子でも手が出しやすいデザインですし、ニキビに悩む男女はぜひ参考にしてほしいですね。
お金に余裕があるなら「ノンコメドジェニック」
ニキビ用化粧品を見ていると「ノンコメドジェニック」「ノンコメドジェニック試験済(テスト済)」といった表記がある商品が存在します。
ノンコメドジェニックテストは、比較的皮脂腺の多いヒトの背中を利用して試験サンプルを複数回繰り返し塗布し、 最終的に組織学的な検査を行いコメドが形成されているかどうかを確認する試験です。
http://www.souken-lab.co.jp/safety/comedo.php
シンプルに要約しますと、「ニキビの初期症状であるコメドが発生しづらいですよ」的な話ですね。
100%ならないわけではありませんが、ニキビになりづらい事がある程度立証されている商品というわけです。
配合されている成分の関係もあるのですが、ノンコメドジェニックの化粧品は若干高めです。
今回は「極力お金を掛けずに」というテーマですのであまり深くは触れませんが、リスクを減らす意味では有用ですので、お金に余裕がある場合はノンコメドジェニックの化粧品をチェックしてみると良いでしょう。
ちなみにオルビスから販売されているニキビケアシリーズの「オルビスクリアフル」は、
洗顔・化粧水・保湿液を約2週間分
タイプ違いの化粧水・保湿液2包ずつ
泡立てネット1つ
ヘアバンド1枚
上記のセットで、初回限定980円(税込・送料無料)という驚愕のコスパを実現していますので、これに関しては試す価値アリと言えます。
よろしければ下記リンクからチェックしてみて下さい。
365日ニキビのない肌へ!ちなみにオルビスクリアフルシリーズについて解説した記事もありますので、興味がある方は読んでみて下さい。
スキンケアの極意は「知識を増やしてコストは減らす」
今回は「極力お金を掛けずにニキビケアをする」というテーマで、スキンケアの方法やリーズナブルな化粧品などを紹介してきました。
ニキビの原因や洗顔や保湿の方法をきちんと理解しているだけでもニキビのリスクは格段に減りますし、ニキビが出来づらい肌作りの近道にもなります。
きちんとケアをしないとニキビ痕がシミになったりする事もありますので、先々の肌悩みを生まないためにも今出来るケアをしっかりしておきましょう。
知識を備えておけば、ニキビ対策グッズをあれこれ買って無駄にお金を使う事もありませんので、学生時代の限られたお金をスキンケア以外にも使えるようにする意味でも今回の記事を役立てていただけたら幸いです。
・皮脂や角質汚れをしっかり落とす事
・皮脂の過剰分泌を抑えるために保湿はきちんとする事
・紫外線対策のために日焼け止めは塗るようにする事
上記3点を頭に置いてニキビケアに励んでみて下さい。
ニキビの原因についてより深く書いた記事もありますので、よろしければ参考にしてみて下さい。