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ジンギスカン栄養解説!ラム肉vs豚肉の栄養成分比較+おすすめの食べ方

北海道名物としてだけでなく、ダイエット食材やトレーニング時におすすめの食材として人気を博しているジンギスカン。

一部では「太らないお肉」という言われ方もされていますが、実際のところどうなの?と気になる部分ではありますよね。

そこで今回はジンギスカンの栄養に今一度着目し、「本当に太らないのか」について解説していきます。

また、私自身が北海道出身という事もあり、羊が有名な地域という事もあって幼いころから飽きるほどジンギスカンは食べてきましたので、その目線で豆知識やオススメ商品なども紹介していきます。

よろしければ参考にしてみて下さい。

目次

ラム肉の栄養は?豚肉と比べてみた

まずはジンギスカン(ラム肉)の栄養を見ていきましょう。

今回はジンギスカン用の肉として最もポピュラーなラムロースと、一般的によく食べられているであろう豚ロースの栄養を比較してみます。

※過食部100gあたり、ラムのロース(脂身つき)と豚肉のロース(脂身つき)、生肉の成分比較です。

ラム肉豚肉
エネルギー287kcal248kcal
たんぱく質15.6g19.3g
脂質25.9g19.2g
炭水化物0.2g0.2g
ナトリウム72mg42mg
カリウム250mg310mg
カルシウム10mg4mg
マグネシウム17mg22mg
リン140mg180mg
1.2mg0.3mg
亜鉛2.6mg1.6mg
ビタミンA(レチノール)30μg6μg
ビタミンB10.12mg0.69mg
ビタミンB20.16mg0.15mg
ナイアシン4.2mg7.3mg
ビタミンB60.23mg0.32mg
ビタミンB121.4μg0.3μg
葉酸1μg1μg
パントテン酸0.64mg0.98mg
ビオチン2.0μg3.71μg
ビタミンC1mg1mg

主な栄養成分は上記のとおりです。

ビタミン類が豊富で栄養価の高いお肉として知られる豚ロースと比較した時に、ラム肉の方が大きく勝っている栄養成分はビタミンAと鉄分と亜鉛です。

単純計算ではありますが、豚肉と比較してビタミンAは5倍、鉄分は4倍、亜鉛は1.5倍ほどの数値となっており、ビタミンAに関しては、厚生労働省が発表している推奨摂取量の15μg/日を凌駕しています。

ビタミンAは粘膜の健康を保ち、免疫力をアップさせる事にも繋がる成分で、美容の面で言えば抗酸化作用を持っている事から若々しい肌を保つ上で重要な成分です。

鉄分は血液を作る上で欠かせない成分であり、血液を健康に保ったり、貧血対策にも効果的な成分です。

亜鉛に関しては、たんぱく質の代謝を促してくれる成分で、筋肉だけでなく髪やお肌などの代謝もサポートし、美肌・美髪に効果的な成分です。

また、亜鉛はビタミンAの代謝を促す作用も持ち合わせているため、摂取したビタミンAをより効率的に体内取り入れるサポートをしてくれる成分とも言えるでしょう。

これらを総じて考えると、健康や美容の面では優れた栄養価を持つお肉と言って過言はないかと思いますね。

ジンギスカンは太らない?低カロリーって本当?

ラム肉は意外と高カロリー

ジンギスカンが注目される要因の1つである「太らない肉」説についてですね。

まず、ジンギスカンはたくさん食べても太らないかと言われれば、答えはノーです。

食べ過ぎれば普通に太ります

そして、「カロリーは低いの?」という質問に関しては、そこまで低カロリーではない。というのが回答になります。

実際にラムロース、豚ロース、牛肩ロースでカロリーを比較してみますと
ラムロース⇒287kcal
豚ロース⇒248kcal
牛肩ロース⇒221kcal

という結果になり、牛肩ロースが最も低カロリーで、ラムは1番高カロリーという数値となっています。

「じゃあ何でダイエット食として注目を集めたの?」という疑問が浮かぶかと思いますが、それは羊肉に含まれるカルニチンという成分がカギになっていると言えるでしょう。

カルニチンには脂肪の燃焼を助ける働きがあるとされており、それだけをクローズアップした結果、ダイエット食として認識される流れになったと考えられます。

ちなみにダイエット用に販売されているカルニチンのサプリメントを見ますと、1日の標準摂取量は500mg~1000mgとされており、ラム肉に含まれるカルニチンは100gあたり80mgですので、1日の標準摂取量に届かせるためには650gくらいは食べないといけません

650gも食べるとなると、
・カロリーは2000kcal超え
・脂質は168mg以上

ですので、とてもダイエットに適した食材とは言い難いですよね。

ラムよりマトンの方が太らない?

ちなみに羊肉は大きく分けてラム(子どもの羊)マトン(大人の羊)の2種類に分類されますが、マトンのカロリーは100g辺り192kcalとされており、かなりの低カロリーです。

そして、注目成分のカルニチンもマトンの方が豊富に含まれています

ラムは100gあたり80mg、マトンは100gあたり210mgとされており、これは子どもの羊と大人の羊の筋肉量の差によるものだと考えられます。

マトンであれば300g弱でカルニチンの標準摂取量に届きますので、マトンの方が「太らない肉」というニュアンスには近いと言えるでしょう

とはいえ食べ過ぎれば太りますので適量が大切です。

「ジンギスカン=ヘルシー」を普及させた立役者は野菜?

ジンギスカンと比較する料理といえば焼肉ですが、焼肉を食べる際は、野菜をそれほど食べない人が多いのではないでしょうか。

焼肉においては野菜は添え物的ポジションですが、ジンギスカンではメインの一端を担います。

たまねぎ・ニラ・もやし・えのき茸・ピーマン・ナス等々…
ジンギスカン鍋の外側を固める食材の大半が野菜です。

ここにジンギスカンがヘルシーと言われる所以があるのではないかと私は思うわけですね。

タレ付きのジンギスカンをジンギスカン鍋で食べると、野菜にタレや肉の旨味が浸透して絶品です。

「ラム」と「マトン」ジンギスカン初心者にオススメなのは?

上の項目でも少し触れたラムとマトンですが、
ラム=子どもの羊
マトン=大人の羊

という感じで、栄養はもちろんですが、肉質の面でも大きく差が出てきます。

ラム⇒クセや臭みが比較的少なく、肉質は柔らかめ
マトン⇒濃厚な風味や羊肉独特のクセが強め、肉質は硬め

ざっくり違いを解説すると上記の通りです。

いわゆるジンギスカンらしさを求めるのであればマトンの方が良いですが、一般的にはラムの商品の方が多く出回っていますし、元々ジンギスカンを食べる風習が無い人が食べるならラムの方がオススメと言えます。

マトンに関してはインドカレーにも使われていますし、最近ではジンギスカンよりカレーのイメージの方が強いかもしれませんね。

初めてのジンギスカンはラムの方がオススメです。

通販で買えるオススメのジンギスカン

ここからは北海道の羊の町で育った私がおすすめする「通販で買えるジンギスカン」を紹介していきます。

初めてジンギスカンを食べるという方に失敗はしてほしくないので、本当にオススメ出来る3商品をピックアップしてみました。

長沼ジンギスカン ラム味付

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長沼ジンギスカン
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通販で手軽に買えるジンギスカンの中ではこれがベストかなと思います。

ラムなのでジンギスカン特有のクセも少ないですし、タレが臭みもカバーしてくれていますし、そのタレがすごく美味しいです。

「これからジンギスカンを食べてみよう!」と思っている方はとりあえずこちらの商品から試してみてほしいですね。

長沼ジンギスカン タンネトウロースジンギスカン味付

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株式会社長沼成吉思汗
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こちらも同じ長沼ジンギスカンの商品ですが、ラムではなくマトンのジンギスカンです。

ラムと比較すると赤身感が強いですが、肉質は柔らかく、タレのパワーで臭みも全然感じません。

ジンギスカンをずっと食べてきた人間の言葉なので信ぴょう性は薄いかもしれませんが、初心者でも食べられるマトンかなと個人的には思います。

できればラムと一緒に買って食べ比べしてみてほしい逸品です。

松尾ジンギスカン 特上ラム

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松尾ジンギスカン
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北海道では毎日のようにCMが流れ、道外にもチェーン展開している松尾ジンギスカンの商品です。

量的にはやや少なめではあるのですが、タレの味付けや肉質の良さはまさしく「特上」に相応しい名品と言えます。

長沼ジンギスカンの次に試してほしい逸品です。

生ラムよりも味付き(タレ)がおすすめ!

おすすめ商品として3つをピックアップしてきましたが、全て味付きの商品となっています。

なぜなら、タレによって臭みやクセが抑えられ、初めて食べる人でも美味しく食べられるからですね。

「新鮮な生ラムなので臭みもありません!」と謳うお店や商品も多々ありますが、初めて食べる人からすると少なからずクセや臭みは感じるものです。

生ラムを食べて「臭くて苦手…」となってしまうと、当然ながら味付きのジンギスカンを食べようという気持ちも起こりづらくなってしまいます。

第一印象で「美味しい!」と感じやすいのは味付きだと思いますので、私としては味付きのジンギスカン商品から試してみてほしいですね。

それぞれのメーカーでタレの味が全然違いますので、その違いを楽しむのも一興ですよ。

ジンギスカンを「より楽しむため」のおすすめアイテム

最後にジンギスカンをより楽しむためにおすすめのアイテムをいくつか紹介していきます。

ジンギスカン鍋

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パール金属(PEARL METAL)
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まずはジンギスカン鍋ですね。

フライパンやホットプレートで作るのも悪くはないですが、これがあると一気に雰囲気が出ますし、「ジンギスカン鍋」という料理を美味しく食べられます。

中心部にタレ付きのお肉を乗せて周りに野菜を置くと、肉のタレや脂が野菜に落ちてきて、肉はヘルシーに食べられますし、野菜は濃厚な味で食べられます。

一般的な鍋と比べて重いのと凹凸があって洗いづらいのが玉に瑕ですが、ジンギスカンを本格的に楽しみたいならまずはコレですね。

ちなみに窪みの部分に穴が開いている七輪用の商品もあるのですが、カセットコンロで使用する場合は穴なしの商品を選んで下さい。

ベル 成吉思汗たれ

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ベル
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北海道人なら知らない人はいない「ベル」のジンギスカンのタレですね。

味付きのジンギスカンの場合は不要ですが、生ラムを食べるならこちらのタレは非常にオススメです。

焼いたお肉につけるのも良いですし、生ラムを漬け込むタレとしても優秀です。

また、ジンギスカン以外の用途(肉野菜炒めなど)でも美味しく仕上がりますので、一度は試してみてほしい商品ですね。

うどん(ゆで)

ジンギスカンの締めといえば「うどん」です。

ジンギスカンを楽しんだ後の鍋に残ったタレでうどんを炒めると、一般的な焼うどんでは味わえない濃厚な味を楽しめます。

特に種類は問いませんが、ジンギスカンを食べるときはセットでうどんも買っておくことをオススメします。

牛脂

ジンギスカン鍋でジンギスカンをする際の”最初に敷く油”として牛脂は非常にオススメです。

スーパーのお肉コーナーやお肉屋さんで無料で手に入ったりもするものですので、ジンギスカンを食べる際はぜひ用意してみて下さい。

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