乾燥肌なのにテカりが気になる
肌はしっとりしているのにかさつきを感じる部分がある
これらはインナードライ肌の代表的な例です。
脂性肌と勘違いしてケアしてしまったり、インナードライを自覚していてもケア方法が分からなかったりしている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インナードライを脱するための改善策8箇条を始めとし、インナードライの見極め方や原因、おすすめの化粧品なども紹介していきますので、参考にしていただけたら幸いです。
脱・インナードライのための改善策8箇条
クレンジング・洗顔を見直す
インナードライを改善するためには皮脂を落とし過ぎない事が1つのポイントになります。
洗浄力の強いオイルクレンジング、洗浄力の強い洗顔料(クレイ、スクラブ系など)は使用を避けましょう。
クレンジングは洗浄力と保湿ケアを兼ねるクレンジングバームやクレンジングクリームの使用がオススメです。
洗顔についてはアミノ酸系の洗浄成分のもの、保湿成分(ヒアルロン酸など)が含まれたもの、NMF(天然保湿因子)が含まれたもの等がオススメです。
また、クレンジングや洗顔をする際にシャワーの熱いお湯で洗い流すのは、肌が持つ潤い成分を流す=乾燥を招く原因となりますので、ぬるま湯で洗い流す習慣を付けましょう。
洗顔の回数は1日1~2回とし、頻繁に洗い過ぎない事が大切です。
保湿はしっかりと
インナードライは表面上はしっとり感がある状態の肌質ですので、化粧水はさっぱり系を選んでしまったり、乳液や美容液、美容クリームなどでのケアを怠ってしまいがちです。
理想的なしっとり肌は皮脂と水分のバランスが取れている状態です。
つまり、インナードライの場合は水分(うるおい成分)を積極的に補うスキンケアをする必要があるわけですね。
肌内部で水分を保つ上で特に重要なのは、細胞間を埋めて潤いを維持する役割を果たすセラミドですので、特にセラミドを意識して化粧品を選んでみると良いでしょう。
また、補った水分の蒸発を防ぐという意味で美容クリームでのケアも重要です。
水分をしっかり溜め込める肌作りを意識してケアを行いましょう。
紫外線対策(UV対策)も肝心
インナードライを改善する上で、意外と大切なのは紫外線対策です。
一般的には日焼けやシミの原因として紫外線を捉えがちですが、日焼けやシミが起こる時に肌の内部では炎症が起こっており、それが肌の乾燥に繋がるわけですね。
乾燥が皮脂の過剰分泌を招き、それによってインナードライ状態となります。
肌に影響を与える紫外線にはA波・B波という2種類が存在し、晴れている時はA波・B波の両方の影響を受け、曇っている時でもB波の影響を受けます。
主に日焼けの原因となるのはA波ですが、B波は肌内部のコラーゲンに影響を与える紫外線ですので、曇っている時でも紫外線対策は大切です。
日焼け止めの中には肌への刺激が強い商品もありますので、紫外線吸収剤不使用、ノンケミカルあたりのワードを意識して選ぶと良いかと思います。
食生活や睡眠は重要
肌質を改善する上で、食生活や睡眠や運動といった生活習慣の改善は避けては通れない道です。
脂質を少なくする(完全に摂らないわけではない)
ビタミンB群・たんぱく質を意識的に摂取
水を意識的に摂取
食生活に関してはとりあえず上記を意識するだけでも改善に向かいます。
皮脂の分泌量を抑え、肌の栄養となる成分を摂取し、代謝を促すという食生活が理想的ですので、上記の項目を意識してみて下さい。
睡眠については、細胞の修復・再生を促す成長ホルモンが分泌されるのが睡眠時とされていますので、健康的な肌の機能を維持する上でかなり重要です。
また、睡眠が不足すると肌の水分も不足した状態になりますので、皮脂が多く分泌されてインナードライの状態となります。
そして、睡眠時間も然ることながら、時間帯もある程度一定にすることが大切です。
職業柄や子育てなどの影響で難しいという方もいるかと思いますが、極力同じような時間帯に睡眠を取るように心掛けましょう。
適度な運動も大切
健康な肌環境を整える上で適度な運動も大切です。
適度な運動は血行を促してくれますので、肌の代謝(ターンオーバー)の正常化に繋がり、疲労感から睡眠の質をアップさせる効果も望めます。
ウォーキングやヨガ・ピラティスなど、無理をしない範囲で出来る運動がオススメです。
ストレスは肌の大敵
インナードライに限った事ではありませんが、肌を健康に保つ上でストレスの存在も看過できません。
ストレスは自律神経を乱す原因となり、皮脂を過剰に分泌させるアドレナリンやテストステロンといったホルモンの分泌にも繋がります。
また、血行不良によって代謝も悪くなりますので、老廃物が蓄積されて吹き出物などの原因にもなります。
趣味を楽しんだり、運動や睡眠、アロマなどでストレスを軽減させるようにしましょう。
室内の乾燥にも注意
エアコンやストーブなどによって室内が乾燥した状態は、肌の乾燥を招いて皮脂の分泌を促します。
エアコンやストーブを利用する際は、加湿も同時に行うように心掛ける事でインナードライの改善に繋がります。
また、過度な冷房によって体を冷やす事も肌の代謝を悪くする原因ですので、夏場の温度設定なども注意しましょう。
あぶらとり紙は極力使わない
テカり対策の特効薬的な存在のあぶらとり紙ですが、本来取らなくても良い皮脂まで取ってしまう事、皮膚の摩擦になってしまう事という2つの理由からインナードライ対策としては極力使わない方が良いでしょう。
どうしてもテカりが気になるという場合は、保湿成分が入ったティッシュ(鼻セレブなど)を軽く押しあてて、皮脂を取り過ぎない・擦らないケアを心掛けましょう。
「私の肌はインナードライ?」インナードライの見分け方
インナードライは脂性肌(オイリー肌)との見分け方が難しかったりします。
乾燥肌→水分・油分ともに少ない
インナードライ(混合肌)→水分が少なく油分が多い
脂性肌→水分・油分ともに多い
ざっくりした分類は上記のようになるのですが、視覚的にはインナードライと脂性肌は非常に似ています。
インナードライを見分けるポイントを挙げますと
ベースメイクのノリが悪い
時間経過とともにベースメイクが落ちやすい
昼から夕方あたりにくすみが目立つようになる
鼻や頬の毛穴が目立つ
ベタつきと同時にゴワつきも感じる
フェイスラインや顎回りに部分的なかさつきを感じる
潤っているが肌質が固い
ニキビ(吹き出物)が出来やすい
こんな感じです。
毛穴目立ちやニキビなどについては脂性肌でも起こりやすい現象ですが、それに加えてかさつきやゴワつきを感じるようであればインナードライと言って間違いないでしょう。
また、手触りはしっとりしているのに皮剥けなどの現象が起こるのもインナードライの症状です。
インナードライを引き起こす原因は?
ここまで読んでいただければインナードライの原因についてはある程度分かったとは思いますが、一度まとめておきましょう。
インナードライを引き起こす原因としては
クレンジング・洗顔による皮脂の落とし過ぎ
保湿ケア不足
紫外線ダメージ
食生活の乱れ・睡眠不足
ストレス
エアコンなどによる室内の乾燥
あぶらとり紙による皮脂の落とし過ぎ&摩擦
代表的なものとしてこれらが挙げられます。
簡単に言えば皮脂の過剰分泌を促してしまう行為・皮脂を取り過ぎてしまう行為がインナードライに繋がると認識しておけば良いかと思います。
いきなり全部の項目にアプローチするのは難しいと思いますので、まずはクレンジング・洗顔の見直し、保湿の見直しあたりから始めてみると良いでしょう。
インナードライはすぐ治せるの?
「ここで挙げた改善策を頑張ればすぐに治るものなのか」と気になるところかと思いますが、残念ながら答えはノーです。
肌質の改善には肌のターンオーバー(新陳代謝)が大きく関わってきますので、ターンオーバーで肌細胞が生まれ変わる期間だけでも1ヵ月~2か月程を必要とするとされています。
また、インナードライに関しては肌が正常な皮脂分泌量、正常なバリア機能を取り戻す事で改善されると言われていますので、場合によっては半年~1年以上掛かると見込んでおいた方が良いでしょう。
クリニックなどでの治療も存在しますが、エレクトロポレーションやイオン導入、オーダーメイドコスメなど、結局のところ通い続ける(買い続ける)必要があるものばかりですので、コツコツと継続する事が何よりの近道です。
インナードライ肌にオススメの化粧品
最後にインナードライ肌にオススメの化粧品を紹介しておきます。
リーズナブルに試せる商品ですので、インナードライ肌の改善にぜひお役立て下さい。
オルビスユードットシリーズ
肌内部の「エネルギーのめぐり」に着目したオルビス最高峰のエイジングケアラインです。
水分・油分をスムーズに行き渡らせる成分を配合し、まさにインナードライ対策にうってつけと言えます。
シミやくすみ対策として美白有効成分のトラネキサム酸を配合している事もポイントです。
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