最近は男性もスキンケアを意識した方が良いとされる時代になってきました。
肌がキレイというだけで若々しく見られますし、清潔感があると仕事や恋愛での印象も良くなります。
今回は、これまでスキンケアには無頓着だったアラフォー男子に向けて、スキンケアをする上で押さえておくべきポイントや方法などについて解説していきます。
しっかりと知識を身に付けて、ワンランク上の男を目指していきましょう。
アラフォー男子がスキンケアで気を付けること4選
顔を触らない意識を持つこと
・ふとした時に顔を触ってしまう
・頬杖をついてしまうクセがある
・顔を掻いてしまうクセがある
該当する人は意外と多いのではないでしょうか。
ストレスや疲れでつい無意識に…という方もいますよね。
しかし、手には目に見えない雑菌が付着しており、中には肌に悪影響を与える菌もあります。
また、手に付着した汚れによって肌に悪影響を与えるリスクもあると言えるでしょう。
雑菌や汚れだけではありません。
・触った箇所の皮脂層が薄くなってしまい、肌を守る力(バリア機能)が弱まる
・頬杖など肌を圧迫する行為によって余計な皮脂の分泌や毛穴にダメージを与える
・顔を掻く事で角質が剥がれ、炎症の原因になる
顔を触るという行為は肌へのリスクが盛りだくさんです。
お風呂上りなどの清潔な状態で、スキンケアの具合をチェックするために触るくらいは良いですが、基本的には極力顔を触らないように意識をする事でリスクを回避し、肌トラブルを未然に防ぐことに繋がります。
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
引用元:報道ランナー
「ある調査によると人は1時間に23回無意識のうちに顔を触っているというんですね」
とはいえ、上記のような情報もある程で、完全に触らないようにするというのは難しいかもしれません。
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
引用元:報道ランナー
「ただ回数を数えるだけで、人はその行動を意識するので、回数を減らしていくことが出来ます。無意識にやっていることを意識の世界にもってくる」
同ページからの情報ですが、顔を触る回数を数える事で「顔を触っている」行為を認識し、無意識に触らないようにする事が近道になりそうですね。
未来の肌トラブルを未然に防ぐことでスキンケアに割く労力も減りますので、意識するようにしましょう。
スキンケアは乳液まで
・洗顔だけしておけばOK
・よく分からないけどとりあえず化粧水は塗ってる
スキンケアの認識はこの程度だったりしませんか?
結論から言うと、タイトルのとおり「乳液まで」塗るようにして下さい。
なぜかというと、乳液には化粧水で取り込んだ成分を閉じ込める働きがあるからですね。
また、バリア機能を維持する働きもありますので、ダメージから肌を守る意味でも効果的です。
さらに、角質をやわらかくする働きもあり、ハリのある柔らかい肌を維持する上では非常に大切なアイテムなんですね。
洗顔のみ、もしくは洗顔+化粧水しかしていないという人は、次の洗顔時から乳液を取り入れましょう。
化粧水・美容液・乳液などの機能を兼ね備えたオールインワン化粧水というアイテムもありますので、初めての本格的スキンケアにはおすすめです。
ヒゲ剃り後は入念に保湿
頻繁にヒゲ剃りをするのは男性ならではです。
清潔感を保つエチケットとして大切なケアではありますが、ヒゲ剃り後のピリピリ感がイヤという人も多いのではないでしょうか。
ヒゲ剃り後のピリピリとした痛みがなぜ起こっているかご存知ですか?
それは、ヒゲ剃りの際にヒゲと同時に角質も剃ってしまっている、または角質に傷を付けてしまっているからなんですね。
そうなると、ヒゲ剃りをしていない時よりも肌はダメージを受けやすい状態になっていると考えられるわけです。
つまり、平常時よりも入念なケアを行わないと、肌荒れや赤みを引き起こしてしまいます。
ヒゲ剃りの後は普段より多めに化粧水や乳液を使用して敏感な状態になった肌を守ってあげるのがベターです。
シートパックでケアしてあげるのもオススメです。
今ある肌荒れ・ニキビは市販薬で対応
これは女性にも言える内容ですが、現状存在している肌荒れやニキビに対して「スキンケアで何とかしよう!」と基礎化粧品の力に頼るのはやめましょう。
世の中には「ニキビに効果的な有効成分配合!(医薬部外品)」のような謳い文句の化粧水や美容液が多数存在していますが、基礎化粧品は治療薬ではありません。
今ある肌荒れやニキビは治療薬or皮膚科で治す ↓ 次の肌荒れやニキビが発生しないようにスキンケアを頑張る
これがキレイな肌を維持するための鉄則と言えます。
根本解決のためには皮膚科に行くのが早いですが、薬局・ドラッグストアや通販でもニキビなどの治療薬は販売していますので、0番目のスキンケアとして今ある肌荒れやニキビは治療薬で打破しましょう。
男性のスキンケアのやり方&ポイントやコツを紹介
「スキンケアって実際どうすればいいの?コツとかあるの?」という人たちに向けて、スキンケアのポイントやコツを紹介していきましょう。
まず、スキンケアの順番は洗顔→化粧水→乳液です。
シートパックや美容液を使用する場合は、洗顔→化粧水→シートパック・美容液など→乳液となります。
イメージとしては、洗顔で汚れを落として化粧水や美容液などで美容成分を補給、最後に乳液(orクリーム)で蓋をするという感じですね。
では、それぞれのポイントやコツを紹介していきましょう。
洗顔
洗顔のポイントは
・洗顔料をしっかり泡立てる
・泡でマッサージするように洗う(最低でも30秒くらい)
・洗顔料を残さないようにしっかり洗い流す
この3点です。
泡立ては肌と手の摩擦を減らす意味でも有効ですし、洗顔料に含まれる成分のポテンシャルを最大限に引き出す意味でも有効です。
手のひらを擦り合わせて泡立てている人がほとんどだと思いますが、手のひらで軽く泡立てたあとに片方の手をカップのようにして、もう片方の手でお茶をたてるようにクルクルと泡立ててみて下さい。
混ぜる方の手で水を含ませながら泡立てていくと、短時間でクリーミーな泡を作れます。
そして、顔の肌と手の間に泡の層が出来るようにして泡で洗う意識を持ちましょう。
「泡立てるのがめんどくさい!」という人も一定数いるかと思いますが、最初から泡で出てくる洗顔フォームもありますし、簡単に泡立てが出来る泡立てネットも販売されています。
めんどくさがりな人はこれらのアイテムを駆使しつつ、「しっかり泡立てた状態で洗顔する」を念頭に置いて洗顔を行いましょう。
洗い流しについては、冷水ではなくぬるま湯~熱く感じない程度のお湯で洗顔料が残らないようにしっかり洗い流して下さい。
化粧水
化粧水を使用する際のポイントは
・気持ち多めに使う(500円玉サイズくらい)
・両手の手のひらでしっかり塗り広げる
・塗り広げ終えたら両手の手のひらで顔を覆うようにして化粧水を押し込む(ハンドプレス)
という感じですね。
コツとしては両手の手のひらを最大限に活用して塗る&ハンドプレスをする事です。
両手でパチパチと叩き込む派の人もいますが、ハンドプレスの方が無駄がなく労力も低いのでオススメです。
乳液
乳液を使う際のポイントは
・多すぎず少なすぎずの量(100円玉サイズくらいが目安)
・頬→額→顎→鼻の順番で乳液を置いて両手で塗り伸ばす
・仕上げに両手の手のひらでハンドプレス
という感じですね。
基本的には化粧水と似ているのですが、テクスチャーが固い(液体の粘度が高い)ため、化粧水のように両手に広げて塗るのではなく、ポイントごとに乳液を置いてから手のひらを使って塗り広げるのがコツです。
使用量は人によって異なりますので、塗り広げた後にベタつかずしっとりする使用量の感覚を掴みましょう。
シートパックで週1程度のスペシャルケアも
基本的なスキンケアは上で紹介した洗顔→化粧水→乳液で良いのですが、「もうちょっと頑張りたい!」という方には週1度程度のスペシャルケアがオススメです。
最も手軽なものですとシートパックでしょうか。
「男がパックなんて気持ち悪い!」と思っている人は一旦考えを改めましょう。
若々しく清潔感のある肌を維持したいのであれば保湿は必須です。
つまり、「保湿を充実させる事」を目標に設定し、それに向けた行動をすることで若々しく清潔感のある肌に繋がると考えられるわけです。
そのための手段の1つとしてシートパックでのスペシャルケアがありますので、スキンケアをより頑張りたいという人は取り入れてみてほしいですね。
ちなみに
化粧水と乳液だけで全然乾燥を感じない
肌の調子が良い
という人は無理に使う必要はありませんので、必要に応じてケアを行いましょう。
男性が女性用基礎化粧品を使っても大丈夫?
化粧品や乳液などを選ぶ際、「女性用の方が充実してるし肌に良さそう」となる人も多いかと思います。
また、「恋人や奥さんと兼用しても大丈夫なのか」と気になる方もいますよね。
まず大前提を言っておきますと、一般的には男性は男性用コスメ、女性は女性用コスメを使用するのが良いとされています。
なぜなら、男性と女性では基本的な肌質が異なるからですね。
一般的な考え方として男性よりも女性の方が乾燥しやすいとされており、女性用コスメの方が保湿に力を入れた製品が多いです。
しかし、男性の中にも乾燥しやすい肌質の人がいますし、女性にも皮脂の多い脂性肌の人はいます。
乾燥肌の男性→男性用コスメだと保湿力不足
脂性肌の女性→女性用コスメだと保湿過多
という可能性も考えられるわけですね。
もちろん、男性用コスメの中には保湿に力を入れたものもあり、女性用コスメでもオイルフリーのさっぱり系のシリーズは存在します。
つまり、男性用・女性用は特に気にせず、自分の肌悩みに合ったものを選ぶのがベターと言えます。
乾燥肌の人すべてに乾燥肌用を謳った「A」という商品が合うわけではありませんし、脂性肌の人すべてに脂性肌用を謳う「B」という商品が合うわけではありません。
水洗顔+保湿無しでもキレイな肌を維持できるという人がいるくらいですし…。笑
結論としては、肌に合っていれば男性が女性用コスメを使ってもOKですし、女性が男性用コスメを使ってもOKです。
また、恋人や奥さんとの兼用については、肌質に合っていれば良いですが、基本的にはしない方が良いかと思います。
男性用・女性用・乾燥肌用(敏感肌用)・脂性肌用といったカテゴリは大枠として認識し、自分に合う基礎化粧品を探しましょう。
模索もスキンケアの楽しみの1つです。
おすすめのメンズコスメを紹介
最後に、これから本格的なスキンケアを始めようというアラフォー男子に向けて、私から3つほどオススメのメンズコスメシリーズを紹介しておきます。
メジャーなところから知る人ぞ知るブランドまで、シンプルに紹介していきます。
購入の際の参考にしてみて下さい。
BULK HOMME(バルクオム)シリーズ
今やメンズコスメのド定番とも言えるバルクオム。
木村拓哉さんを起用したCMでもおなじみの本格派メンズコスメですね。
男性の肌にとことん向き合って研究を重ねて作られており、スキンケアとしてのクオリティだけでなくライフスタイルにもマッチするデザイン性の高さもポイントです。
洗顔・化粧水・乳液を5日分試す事が可能なトラベルセットが販売されていますので、最初はそこから始めてみると良いでしょう。
ORBIS Mr.(オルビス ミスター)シリーズ
2021年にリニューアルされ、保湿力により一層力を入れたシリーズとなっています。
比較的リーズナブルな価格帯で、約1週間分を980円で試せるトライアルセットはコスパ最強と言えるでしょう。
下記の記事で詳しく解説していますので、よろしければチェックしてみて下さい。
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まとめ
アラフォー男子に向けたスキンケアの注意点から始まり、スキンケアの方法や選び方、おすすめアイテムに至るまで、長々と解説してきました。
本記事の要点をまとめると下記の通りです。
・手でベタベタと顔を触らない
・洗顔+化粧水だけでなく乳液まで使う
・ヒゲ剃り後は入念に保湿
・肌荒れやニキビがある場合は市販の治療薬も取り入れる
・スキンケアをもっと頑張りたいならシートパックもおすすめ
・スキンケアの順番は洗顔→化粧水→乳液
・基礎化粧品は男性用女性用関係なく肌に合うものを模索する
キレイな肌の維持は気持ちも前向きになりますし、冒頭でも書きましたがスキンケアは恋愛や仕事などにも良い影響を与える可能性大です。
「もう歳だから…」と諦めず、清潔感のあるカッコいいアラフォー男子を目指しましょう。